Cloudflareを無料で使い倒す。守り、スパム対策、速さをOptiBでもう一段強くする
漫画で解説

最近、不正アクセスや情報漏えいのニュースを目にする機会が増えて、「うちのサイトは大丈夫だろうか」と不安になっていませんか。とはいえ、セキュリティ会社に頼むほどの予算はないし、何から手をつければいいのかもわからない。そんなモヤモヤを抱えている経営者やWeb担当者の方は、実はとても多いんです。でも、Cloudflareの無料プランを使えば、こうした不安の多くは費用をかけずに減らせます。
なぜ今、WordPressサイトにセキュリティ対策が必要なのか

その不安は、決して大げさではありません。東京商工リサーチの調査によると、2025年に上場企業とその子会社が公表した個人情報の漏えい・紛失事故は180件、漏えいした可能性のある個人情報は約3,064万人分にのぼり、前年のほぼ倍に増えました。原因の6割以上(116件)が「ウイルス感染・不正アクセス」です。また、IPA(情報処理推進機構)が毎年発表する「情報セキュリティ10大脅威 2026」でも、組織向けの脅威として「システムの脆弱性を悪用した攻撃」や「DDoS攻撃」が上位に挙がっています。大企業だけの話ではなく、WordPressで運営している中小企業や店舗のサイトも、同じ攻撃の標的になっているのが現実です。
答えは「Cloudflareを無料で導入する」こと
では、予算をかけずに何ができるのか。その答えのひとつが Cloudflare(クラウドフレア)を無料で導入する ことです。攻撃からの防御、問い合わせフォームのスパム対策、さらには表示速度の改善まで、費用をかけずにまとめて手に入ります。
ただし、Cloudflareは「入れたら終わり」ではありません。導入しただけでは残ってしまう、意外な抜け道があるんです。この記事では、Cloudflareの無料プランでできることをわかりやすく紹介したうえで、その抜け道をOptiBでどうふさぐのかまでお伝えします。
Cloudflareとは? 無料でここまで使えるサイトの“玄関口”
まずはCloudflareがどんなサービスなのか、イメージをつかんでおきましょう。難しい仕組みを覚える必要はありません。

Cloudflareは、あなたのサイトの手前に立つ「とても優秀な受付係」のような存在です。訪問者はサーバに直接アクセスするのではなく、いったんCloudflareを通ってからサイトを見に来ます。受付係は、怪しい来訪者を入口で追い返したり、よく求められるページをあらかじめ手元に用意しておいてすぐに渡したりしてくれます。
驚くべきは、この仕組みの基本部分が 無料プランで、期限なく使える ことです。上位の有料プランほど細かな設定ができますが、多くの中小企業・店舗のサイトなら無料プランで十分な効果を実感できるはずです。
Cloudflare無料プランで手に入る3つのメリット
では、無料プランで具体的に何が手に入るのでしょうか。ここでは「攻撃からの守り」「スパム対策」、そしてうれしいおまけの「表示速度」の3つに分けて見ていきます。
WAFとDDoS防御で、攻撃を玄関先で止める

WordPressは世界中で使われている分、攻撃の標的にもなりやすいのが現実です。Cloudflareの無料プランには、大量のアクセスでサイトを落とそうとするDDoS攻撃への防御と、よくある攻撃パターンを遮断するWAF(Webアプリケーションファイアウォール)の基本ルールが含まれています。
公式ドキュメントでも、無料プランではCloudflareが用意した無料版のマネージドルールセットが利用できると案内されています。このルールはCloudflare側で更新されていくため、新しい攻撃手口を自分で追いかけなくてよいのも、忙しい経営者や担当者にはうれしいポイントです。攻撃がサーバに届く前に止まるので、「脆弱性を突かれて情報が漏れる」というリスクそのものを減らすことにつながります。
Turnstileで、パズルなしのスパム対策

問い合わせフォームのスパム対策といえば、「信号機の画像をすべて選んでください」といった画像パズルを思い浮かべる方も多いと思います。Cloudflareの Turnstile(ターンスタイル) は、こうしたパズルを基本的に出さずに、裏側で人間かボットかを判定してくれる仕組みです。
Cloudflareの料金ページによると、Turnstileは無料プランでもチャレンジ(認証)の回数が無制限で、1アカウントあたり最大20ウィジェットまで使えます。一方、GoogleのreCAPTCHAは無料枠が月1万回までとなり、それを超えると課金が発生する形に変わっています。ボットによる大量送信やログイン画面への総当たりを防ぐうえでも、Turnstileの「無料で上限なし」は心強い選択肢です。
おまけでうれしい、キャッシュとCDNによる表示速度アップ
守りを固めるだけでなく、サイトが速くなるのもCloudflareのうれしいところです。世界中のデータセンターにサイトの画像などをコピーして保管し(キャッシュ)、訪問者に一番近い場所から届ける(CDN)ため、ページの表示がぐっと軽くなります。表示速度は検索順位にも関わる要素なので、セキュリティ対策のつもりが集客面でもプラスになるわけです。
実は見落としがち。Cloudflareを入れても残る「オリジンIP」という穴
ここまで読むと「Cloudflareを入れれば安心」と思えますよね。ところが、見落とされがちな落とし穴があります。少し技術的ですが、とても大切なポイントです。

Cloudflareが守ってくれるのは、あくまで「Cloudflareを通ってきたアクセス」だけです。もし攻撃者があなたのサーバの本当の住所、つまり オリジンIP(サーバの実IPアドレス) を知っていたらどうなるでしょうか。正面玄関の受付を通らずに、裏口から直接サーバへ入れてしまうのです。
この場合、Cloudflareに設定したWAFも、レート制限も、ボット対策も、いっさい働きません。せっかく受付係を雇ったのに、裏口が開けっぱなしという状態です。オリジンIPは、過去のDNS記録やメール送信のヘッダーなど、思わぬところから漏れることがあります。「Cloudflareを入れているから大丈夫」と思っていたサイトほど、この穴に気づいていないケースが少なくありません。
OptiBなら、Cloudflare無料プランの力をさらに引き出せる
ここからは、私たちウィズ・プランニングが開発しているWordPressテーマ OptiB(オプティブ) でできることをご紹介します。OptiBは、Cloudflareと組み合わせて使うことを前提に、ここまでお話しした「スパム対策」と「裏口の穴」の両方に対応しています。
プラグインなしでTurnstileを導入できる
まず、Turnstileをプラグインなしで導入できます。WordPressでTurnstileを使うにはプラグインを追加するのが一般的ですが、プラグインが増えるほど脆弱性のリスクも増えていきます。セキュリティ対策のためのプラグインが、かえって新しい入口になってしまっては本末転倒ですよね。OptiBならテーマの機能として設定できるため、サイトをシンプルに保ったままスパム対策ができます。
オリジンIPへの直接アクセスを遮断できる

そして、もうひとつの大きな特長が、オリジンIPへの直接アクセスを遮断する機能です。仕組みはこうです。Cloudflare側で「Transform Rule(トランスフォームルール)」を設定し、Cloudflareを通過するすべてのリクエストに、秘密の合言葉となるヘッダー(X-OptiB-Origin-Verify、値は64文字の16進数のシークレット)を付けます。OptiB側では、届いたアクセスにこの合言葉が正しく付いているかを確認し、一致したものだけを「正面玄関を通ってきた正規のアクセス」として受け入れます。
合言葉を持たないアクセス、つまりCloudflareを迂回して裏口から来たアクセスは、サーバ側で遮断されます。これで、Cloudflareに設定したWAFやボット対策が「必ず効く」状態をつくれるわけです。OptiBが決めるのは「どのヘッダーを、どの条件で信頼するか」というルールなので、Cloudflareの守りを最大限に生かしながら、裏口だけをしっかり閉じることができます。
集客・販売の機能に加えて守りまで整えられるのが、OptiBの強みです。詳しくは OptiB公式サイト をご覧ください。
Cloudflareの導入に不安があれば、まずは無料相談を
最後に、「やっぱり自分のサイトが心配」と感じた方へ。Cloudflareの導入は、無料で大きな効果が得られる一方で、少しだけ注意が必要な作業でもあります。
導入時はDNS設定の切り替えに注意
Cloudflareを使い始めるには、ドメインのDNS設定を切り替える必要があります。一つ間違えるとサイトが表示されなくなったり、メールが届かなくなったりすることもあり、「自分でやるのは不安」と感じるのは当然のことです。
導入・設定のご相談はウィズ・プランニングへ
ウィズ・プランニングでは、Cloudflareの導入・設定から、OptiBと組み合わせたオリジン保護まで、サイトの状況に合わせてご相談をお受けしています。「うちのサイトは今、どのくらい守られているの?」「裏口は閉じている?」といった漠然とした不安の段階からでも大丈夫です。どうぞお気軽にお声がけください。
- お問い合わせフォーム:https://optib.with-planning.co.jp/contact/
- お電話:0157-42-3349(平日10:00〜18:00)
- LINEでのご相談:LINEで相談する
不正アクセスや情報漏えいへの不安は、「何もしていない」状態がいちばん大きくなるものです。無料で始められるCloudflareと、その力をもう一段引き出すOptiBで、安心して運営できるサイトづくりを一緒に始めてみませんか。
参考資料
- 東京商工リサーチ調査(Web担当者Forum掲載)「2025年の個人情報漏えい、被害人数は3,063万人」 https://webtan.impress.co.jp/n/2026/02/06/52123
- IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」 https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2026.html
- Cloudflare Docs「Turnstile Plans」 https://developers.cloudflare.com/turnstile/plans/
- Cloudflare Docs「Web Application Firewall」 https://developers.cloudflare.com/waf/
- DreamHost Blog「A Free Alternative to Google reCAPTCHA」 https://www.dreamhost.com/blog/captcha-alternative/

